"育鵬社丸ごと盗作問題"の記事一覧

日本の保守は2016年ではなく2011年に終わっていた―育鵬社歴史教科書盗作問題と日本国紀コピペ問題

日本国紀コピペ問題を知る  1月31日、上京した。疲れのため、1日と2日は横になって過ごし、休養にあてた。  疲れだけではなく、31日の朝以来、元気が出ない。31日の朝、東京行の前にパソコンを開き、私のところに届いているツイッターを見た。びっくりした。『日本国紀』にコピペ問題、又は盗作乃至著作権侵害問題が持ち上がっていることを初…
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育鵬社盗作問題二審判決の不当性を論ずる――事後法の精神、盗作実行者の証人尋問却下など

 前回、「つくる会」の判決批判の声明を掲載した。声明は、「歴史教科書に著作権が認められるためには、一般の簡潔な歴史書と同様の創作性が必要だ」とする不当性をもっぱら取り上げて批判した。しかし、二審判決の不当性は、これだけに止まらない。今回は、上記の不当性をより具体的に見ていくとともに、声明が取り上げていない判決の不当性を挙げていこう。 …
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歴史教科書の著作権を否定し、「コピペ教科書」に道を開く不当判決を批判する--「つくる会」声明転載

  既報のように、平成27年9月10日、知財高裁(東京高裁)は、育鵬社盗作問題に関する「つくる会」側の控訴を棄却した。9月30日、「つくる会」は、この不当判決を批判し、この判決に対して言論戦で闘っていくことを表明した。以下に、簡単な説明を加えたうえで、声明を転載する。 歴史教科書の著作権否定の原理を築いたトンデモ判決  …
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藤岡信勝氏陳述書――裁判官よ、教科書執筆の現実を学んでくれ

  今回は、藤岡信勝氏の陳述書を掲載する。前回には、私自身の陳述書を掲載した。掲載のため私自身の陳述書を読み直していくうちに、二審判決によって、私自身が教科書執筆に際して味わった苦労を全否定されたような悔しい感じが沸きあがってきた。当の『新しい歴史教科書』平成17年版を執筆したわけではない私でさえもこんな気持ちを抱いてしまうのだから、○…
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教科書執筆とはどういうものか--小山常実陳述書 付、育鵬社盗作実行者○○氏の陳述書

自由社と育鵬社の教科書執筆方法の違い     9月10日の判決を受けて、二審の過程を振り返っている。前回の記事では、盗作実行者の○○氏の証人尋問問題を取り上げ、証人申請を行った書面を掲載した。次には、原告である藤岡信勝氏の陳述書と私自身の陳述書を掲載することにする。藤岡陳述書は、訴訟に至る経過と一審判決批判に加えて、自己の教科書執…
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盗作実行者の証人尋問を要求した書面(平成27年4月14日)

  前々回、前回と、盗作実行者○○氏に対する証人申請についてふれた。今回は、原告・控訴人側が要求した○○氏に対する証人申請要求の文書、すなわち準備書面(1)を掲げることにする。以後、適宜、必要な二審資料を掲載していくこととする。二審判決というものが、いかに非論理的で恥ずかしい判決か、あからさまにしていくつもりである。   この準備…
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育鵬社盗作問題二審判決の趣旨--国民の皆さん、コピペで教科書をつくっても合法ですよ  転載歓迎

  昨日、育鵬社盗作問題に関する知財高裁の判決を聞くために、上京した。ほんの20秒で、「控訴を棄却する」との判決言い渡しがあり、二審も敗訴した(清水節裁判長)。一審で負けたこともあり、勝ち四分負け六分と思っていたが、さすがにがっくりきた。東京からの帰りの新幹線も疲れているのにほとんど眠れなかった。判決文を詳細に検討する元気もなく、さりと…
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「五輪エンブレム、大会組織委員会が撤回」のニュースを聞いて--育鵬社が盗用した動かしがたい証拠

  育鵬社盗作問題が不問に付されているのは理不尽である   この一月以上、70年談話とともに五輪エンブレムの盗作問題が話題になってきた。佐野研二郎氏の制作に関わる五輪エンブレムが、ベルギーのリェージュ劇場のロゴマークなど、幾つかのものと類似していることが指摘され、盗作ではないかと問題にされてきた。いろいろ批判されたため、昨…
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具体的文章表現を変えてきた育鵬社歴史教科書――盗作を自ら認めた?!――

 時間の隙間ができたので、本当は5月ぐらいに掲載すべきであったが暇がなく延び延びになってきた、育鵬社歴史教科書盗作問題に関する記事を記すことにする。  本年5月、育鵬社は、平成28~31年度用の『新しい日本の歴史』を発行した。これを現行版教科書と比較してみると、事実上、育鵬社が自ら著作権侵害を認めた箇所が多数あることがわかった。 …
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「つくる会」は歴史教科書の著作権を守るため闘う―――コピペ教科書を合法とする東京地裁判決―――

今回は、『史』平成27年3月号掲載の以下の論稿を掲載する。  下記論稿で記したように、東京地裁判決の論理が二審等でも認められていけば、今後は、単元本文などは、他社から気に入ったところを抜粋して新教科書を作ればよいことになる。盗作しても著作権侵害ではないのだから、どんどんやればいいという風潮が生まれよう。もはや、教科書検定制度は成…
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