性善説ゆえか大甘の日本軍……通州事件(4)――通州事件の原因論 今回は、通州事件の原因論を記した「通州事件(4)――通州事件の原因論」を転載する。この記事を読まれるとよくわかるが、日本軍は大甘である。自分たちの正義に自信を持ちすぎているせいか、人を信じすぎる性善説の人間観ゆえか、保安隊を信じ込んでいた。しかし、保安隊の主力は、明らかに、1935年8月の時点で、張学良系の反日派に入れ替わっていた… トラックバック:0 コメント:0 2018年05月04日 日中戦争 続きを読むread more
通州事件(3)―――保安隊と29軍による民間人虐殺の具体像 次いで今回は、「通州事件(3)―――保安隊と29軍による民間人虐殺の具体像」を転載する。この記事は、虐殺の具体像を明らかにし、保安隊や29軍のやったことが法的にどういう犯罪になるのか考察したものである。 興味を抱かれた方は、佐々木テン証言と濱口茂子証言を直接読まれたい。前者は、藤岡信勝編著『通州事件 目撃者の証言』(自由… トラックバック:0 コメント:0 2018年05月04日 通州事件 続きを読むread more
通州事件(2)――事件そのものの概観、保安隊と29軍は何をしたのか 「通州事件(2)」から「通州事件(5)」までも、《戦時国際法学事始め》という拙ブログから転載する。 通州事件(2)――事件そのものの概観、保安隊と29軍は何をしたのか 今回は、前回挙げた三つ目の問題についてみて行こう。すなわち、虐殺の下手人、責任者は誰かという問題である。この問題を追求するために、戦闘と虐殺… トラックバック:0 コメント:0 2018年05月04日 通州事件 続きを読むread more
通州事件(1)――通州事件は保安隊と29軍による日本人ジェノサイドである 以下、《戦時国際法学事始め》という拙ブログから以下の記事を転載する。 通州事件(1)――通州事件は保安隊と29軍による日本人ジェノサイドである 満州事変について3回にわたってみてきたが、今回から通州事件について検討していくこととする。 通州事件は、戦闘と虐殺事件と… トラックバック:0 コメント:0 2018年04月21日 通州事件 続きを読むread more
中国軍に交戦者資格はあるのか(3)――中国軍の本質は匪賊軍、交戦者資格はない 一、傭兵制度下の中国軍 朱執信『兵的改造輿其心理』における中国軍の分析 前2回のブログ記事で示したように、中国軍は恒常的略奪や虐殺を行い、戦時法規を全く守らない軍隊であった。この中国軍の改造を真剣に考えた日本の軍人がいる。佐々木到一である。佐々木は、国民党による中国革命の成功を願い、孫文を敬愛し、蒋介石とも親しい関… トラックバック:0 コメント:0 2018年04月21日 日中戦争史 続きを読むread more
中国軍に交戦者資格はあるのか(2)――恒常的に悪事を働く中国軍 今回は、中国軍が、原則として、或いは基本的に交戦者資格を持っていない存在であることを具体的にみていきたい。この具体例については、田中秀雄『日本はいかにして中国との戦争に引きずり込まれたか』(草思社、2014年)を参考にした。 田中秀雄『日本はいかにして中国との戦争に引きずり込まれたか』(草思社、2014年) 今年の1月… トラックバック:0 コメント:0 2018年04月21日 続きを読むread more
戦時国際法を学習して――中国軍に交戦者資格はあるのか(1)――交戦者の四条件と中国兵 戦時国際法の学習は有益であった 3年前、「日本国憲法」や教科書と歴史戦の問題をトータルで把握するために、1931年から1952年までの戦争史(満州事変、日中戦争、大東亜戦争という戦争自体、「南京事件」など、日本の降伏、東京裁判や「日本国憲法」成立、サンフランシスコ平和条約締結など)を戦時国際法という一つの物差しで斬ってみ… トラックバック:0 コメント:0 2018年04月21日 続きを読むread more