"読書感想又は書評"の記事一覧

茂木弘道『日中戦争真逆の真相』――日本及び陸軍の冤罪を晴らす

 茂木弘道『日中戦争真逆の真相』(ハート出版、令和6年)を読んだ。本書は、著者が2015年に著した『戦争を仕掛けた中国になぜ謝らなければならないのだ!――「日中戦争」は中国が起こした』(自由社ブックレット)の続編である。正確には、同書の本編「盧溝橋事件・上海事変(南京事件)」の部分を拡大詳述した著作である。  テーマとしては、第一…
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津谷一『結界』上下巻を読まれたい---「捕虜収容所列島」に生きる悲哀

 昨日から今日にかけて、津谷一『結界』上下巻(ダイレクト出版、2022年8月5日)を読んだ。本当に面白く、おかげで、ストレスを2つ抱え続けた6月の気分を一新することができたような感じがする。  本書の読後感は、「敗戦国」の屈辱と悲哀を徹底的に味わせられるものだった。いや、単なる「敗戦国」ではなく、「捕虜収容所列島」の屈辱と悲哀を味…
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松浦大悟『LGBTの不都合な真実―活動家の言葉を100%妄信するマスコミ報道は公共的か』を読んで

 松浦大悟『LGBTの不都合な真実―活動家の言葉を100%妄信するマスコミ報道は公共的か』(秀和システム2021/09発売)を読んだ。面白かった。私なりに本書の主張点を整理するならば、以下の四点になるように思われる。 一 攻撃的な左翼リベラルのLGBT運動の進め方に対する批判 ➀端的には、差別禁止という進め方はよくない→国民の分…
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村田春樹『ちょっと待て!!自治基本条例』を読まれたい―――地方からの国家破壊工作を阻止するために

 武蔵野市や熊本市の例にみられるように、外国人及び当該自治体の外に住む「市民」に住民投票権という選挙権よりも強力な権利を与えようという動きが目立っている。この動きの第一段階は一般的に自治基本条例制定から始まるので、自治基本条例に関する知見を与えてくれる本を探していたが、村田春樹『ちょっと待て!!自治基本条例』(青林堂、2018年)に出会…
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 水岡不二雄<民法822条「懲戒権」の廃止・改悪を許すな!>を読んで―― 親の懲戒権廃止・家族解体法案…

一  水岡不二雄<民法822条「懲戒権」の廃止・改悪を許すな!>を読む  なぜ、政治家や言論人たちは親の懲戒権廃止に反対しないのか  ずっと、不思議であった。親の懲戒権廃止という家族解体を間違いなく進める法案がなんの抵抗も受けずに通りそうである。政治家の中で反対する議員は一人もいなさそうである。いや、それどころか…
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橋本琴絵『暴走するジェンダーフリー』を読んで――観念論ではなく経験論に基づき物事を捉えよ《追記、橋本氏の言う「選択…

タイトルとは裏腹に骨太で読み応えのある本  橋本琴絵『暴走するジェンダーフリー』(ワツク出版、2021年)を読んだ。目次を眺めていて、過激な見出しが多いこともあり主張ばかり先行している本かと思ったが、そうではなかった。本書を通じて一貫してうかがえるのは、経験論・経験則に基づき物事を帰納法的に捉える方法が観念論に基づき演繹的に物事を…
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北野幸伯『「自立国家」日本の創り方』を読んで――トップの依存心が国を滅ぼす、「日本国憲法」第9条と前文の問題を始末…

初版はアメリカの没落を予言した  北野幸伯『「自立国家」日本の創り方』(ダイレクト出版、2020年)を読んだ。本書は、『隷属国家日本の岐路――今度は中国の天領になるのか?』(ダイヤモンド社、2008年)に2000年時点からの補足を付けて出された改訂版である。初版である『隷属国家日本の岐路』が出された日時は正確には2008年9月4日…
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堤未果『デジタル・ファシズム』を読んで――日本国家と個人の独立性の喪失、金融覇権の変化と個々人の自由の喪失、子供の…

  堤未果『デジタル・ファシズム』(NHK出版新書、2021年8月)を読んだ。タイトルは、私にすれば『デジタル・ファシズム』ではなく『デジタル全体主義』にすべきだと思う。なぜなら、現実にそれを進めているど真ん中には、ナチズムや共産主義を信奉する人たちが存在するし、現実に最も最先端で進めているのは、共産主義者が支配する中国だからだ。ナチズ…
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竹中平蔵氏の「共同研究独り占め」事件――グローバリズムと道徳の欠如

道徳の欠如――グローバリズムの特徴  グローバリズムは、家族と国家の破壊、中産階級の否定、民主主義の破壊、基本的人権の否定といった否定的特徴をもつ。さらに本質的な特徴として、家族と国家の破壊すなわち共同体の否定という特徴と関連するが、〈今だけ、カネだけ、自分だけ〉という価値観がある。つまり、道徳の欠如という点が、一番の特徴である。…
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福田ますみ『ポリコレの正体』を読んで――今や新共産主義の本場はアメリカである

 福田ますみ『ポリコレの正体』(方丈社、2021年12月)を読んだ。多少ともポリコレのことは知っていたつもりだが、本書で書かれている内容には本当に驚かされた。特に、今日のアメリカについて書かれた1章を読んで驚いた。展開されているのは、ディストピアの世界であり、『1984年』の世界である。以下、特に印象に残ったことを紹介したり、感じたこと…
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