"読書感想又は書評"の記事一覧

橋本琴絵『暴走するジェンダーフリー』を読んで――観念論ではなく経験論に基づき物事を捉えよ《追記、橋本氏の言う「選択…

タイトルとは裏腹に骨太で読み応えのある本  橋本琴絵『暴走するジェンダーフリー』(ワツク出版、2021年)を読んだ。目次を眺めていて、過激な見出しが多いこともあり主張ばかり先行している本かと思ったが、そうではなかった。本書を通じて一貫してうかがえるのは、経験論・経験則に基づき物事を帰納法的に捉える方法が観念論に基づき演繹的に物事を…
コメント:0

続きを読むread more

北野幸伯『「自立国家」日本の創り方』を読んで――トップの依存心が国を滅ぼす、「日本国憲法」第9条と前文の問題を始末…

初版はアメリカの没落を予言した  北野幸伯『「自立国家」日本の創り方』(ダイレクト出版、2020年)を読んだ。本書は、『隷属国家日本の岐路――今度は中国の天領になるのか?』(ダイヤモンド社、2008年)に2000年時点からの補足を付けて出された改訂版である。初版である『隷属国家日本の岐路』が出された日時は正確には2008年9月4日…
コメント:0

続きを読むread more

堤未果『デジタル・ファシズム』を読んで――日本国家と個人の独立性の喪失、金融覇権の変化と個々人の自由の喪失、子供の…

  堤未果『デジタル・ファシズム』(NHK出版新書、2021年8月)を読んだ。タイトルは、私にすれば『デジタル・ファシズム』ではなく『デジタル全体主義』にすべきだと思う。なぜなら、現実にそれを進めているど真ん中には、ナチズムや共産主義を信奉する人たちが存在するし、現実に最も最先端で進めているのは、共産主義者が支配する中国だからだ。ナチズ…
コメント:0

続きを読むread more

竹中平蔵氏の「共同研究独り占め」事件――グローバリズムと道徳の欠如

道徳の欠如――グローバリズムの特徴  グローバリズムは、家族と国家の破壊、中産階級の否定、民主主義の破壊、基本的人権の否定といった否定的特徴をもつ。さらに本質的な特徴として、家族と国家の破壊すなわち共同体の否定という特徴と関連するが、〈今だけ、カネだけ、自分だけ〉という価値観がある。つまり、道徳の欠如という点が、一番の特徴である。…
コメント:0

続きを読むread more

福田ますみ『ポリコレの正体』を読んで――今や新共産主義の本場はアメリカである

 福田ますみ『ポリコレの正体』(方丈社、2021年12月)を読んだ。多少ともポリコレのことは知っていたつもりだが、本書で書かれている内容には本当に驚かされた。特に、今日のアメリカについて書かれた1章を読んで驚いた。展開されているのは、ディストピアの世界であり、『1984年』の世界である。以下、特に印象に残ったことを紹介したり、感じたこと…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

西尾幹二『日本の希望』を読む

 西尾幹二『日本の希望』(徳間書店、2021年11月)を読んだ。誤読などもあるかもしれないが、印象に残ったこと、感じたことを記していきたい。 本書は、この30年間ほど、「日本」というものを思想的に、そして肉体的に背負って言論活動を行ってきた西尾幹二氏の、今という時点(あるいはここ20年間ほど)における言論をまとめた論集であ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

馬渕睦夫『ディープステート』――国家破壊の手口を確認する

 馬渕睦夫『ディープステート』(WAC、2021年)を読んだ。一応、馬渕氏がディープステートの実態をどのように捉えているか、知っておこうという感じで読んだ。かなりディープステートのことは分かって来たように思っていたので、あまり期待値は高くなかったのだが、いい意味で予想を裏切る面白さであった。まだまだ、ディープステートに関しては勉強すべき…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

小林よしのり・井上正康『コロナとワクチンの全貌』―――欧米のやり方を真似て失敗する日本、《追記、安倍元首相も菅前首…

小林よしのり・井上正康『コロナとワクチンの全貌』(小学館新書、2021年10月) を読んだ。井上正康氏の考え方を知りたくて買ったのだが(ついでにコロナ問題で真っ当なことを発言していると思われる小林氏の考えも知りたくて)、対談本なので系統的に知ることはできなかった。だが、共感できること、初めて学んだことも多かったので、備忘のため…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

井上寛康『亡国の歴史教科書』を読んで――因果関係を書かず日本悪玉史観を広げる東京書籍

 一昨日、井上寛康『亡国の歴史教科書』(展転社、令和3年10月5日)を読み終えた。本書を読み、今年4月から使われ出した、採択率一位の東京書籍の中学校歴史教科書について多少とも考えたので、記事を認めておきたい。  本書は、歴史教科書のあるべき姿から見て東京書籍の記述はどうなっているか検討し、東京書籍の記述を批判した書物である。井上氏…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

白川司『日本学術会議の研究』を読んで--日本学術会議問題は思ったより深刻な問題

 一昨日、白川司『日本学術会議の研究』(2020年12月、WAC出版)を読んだ。日本学術会議の問題について一応知っておきたいと思って読んだのだが、読み進めるにつれ、面白くなり、日本学術会議の問題が思いのほか重要な問題、深刻な問題だということを教えられた。白川氏に感謝したい。  本書を読んで、昨年の「任命拒否」問題とは政府側が仕掛け…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more