緊急シンポジウム「ラムザイヤー論文をめぐる国際歴史論争」の動画を見よう


 4月24日、国際歴史論戦研究所主宰の緊急シンポジウム「ラムザイヤー論文をめぐる国際歴史論争」が開催された。本日、この動画を見たが、興味深い事実が指摘されていた。興味のある方は、ご覧いただきたい。

緊急シンポジウム「ラムザイヤー論文をめぐる国際歴史論争」
https://youtu.be/Sy6jVLu0xow


 閣議決定は河野談話より上

 この動画を見て気付いたこと、感じたことなどを以下に記していきたい。第一に、高橋洋一氏によれば、河野談話、河野談話と強調されるが、河野談話は官房長官談話に過ぎず、閣議決定より下位の存在に過ぎない。閣議決定によれば、慰安婦の強制連行は否定されているから、この閣議決定を根拠に議論を組み立てればよいことになる。

英語の世界において、慰安婦強制連行説と性奴隷説を否定する者の生存空間はない

 第二に、イ・ウヨン氏、ラムザイヤー氏によれば、欧米では慰安婦強制連行説と性奴隷説を否定する者は、ラムザイヤー氏を除けばほとんど存在しないようだ。ラムザイヤー氏によれば、そういう者が存在すること自体、理由なしに許されないことのようだ。ただし、イ・ウヨン氏が言うように、日本や韓国での議論を全くご存知ないから、これらの議論について不勉強だから、欧米の学者たちは、慰安婦強制連行説と性奴隷説を主張できるに過ぎない。事実、慰安婦問題追及派のボス・吉見義明氏自身が20数年前にテレビで「朝鮮半島では強制連行された慰安婦は一人も確認されていない」と証言しているのだ。欧米の議論は著しく遅れている。

第三に、藤岡信勝氏によれば、2015年当時、慰安婦問題の担当者であったバイデン副大統領は、慰安婦問題にヒューマン・トラフィッキングという概念をあてはめて、その概念を安倍首相に受け入れさせることに成功したと言う。このことが安倍談話や日韓合意につながっていくわけである。

ヒューマン・トラフィッキングは「人身売買」と訳されているが、それと多少異なる概念のようである。氏によれば、ヒューマン・トラフィッキングとは、人をものとして奴隷として扱う、人を強制的に移動させる、組織的に行なわれる、という三点で捉えられるもののようだ。三点のうち最初の二点と関連して性奴隷説と強制連行説が唱えられ、日本のことなどご存じない欧米の知識人がすっかり信じてしまったと言うことであろう。

私が注目したいのは、バイデンがヒューマン・トラフィッキングという概念を安倍首相に押し付けたという点だ。自分が日韓合意をまとめただけに、合意を守らない韓国に激怒していると言われるバイデン「大統領」であるが、そのことよりも、彼が性奴隷説と強制連行説を信じているという点に注目すべきなのだ。

反日反米体制の思想構造に陥るアメリカの学界・マスコミ・民主党

  では、バイデン「大統領」は、なぜ、偽りの性奴隷説と強制連行説を信じてしまうのか。それは、アメリカの学界・マスコミ・民主党が、反日反米体制の思想構造に陥っているからである。今日の彼らは、1980年代から強くなった日本の反日思想を受け入れて、猛烈な反日思想を抱いている。ラムザイヤー氏の話の中にも、アメリカの学者たちには強烈な反日バイアスがかかっている点が指摘されている。反日思想は、彼らが猛烈な反米思想に染まっているから、「もっと悪い奴がいる、それは日本人だ」と考えることで、心の平衡を保つためにも必要であるということになると思われる。そして、反日思想の方が反米思想より強いようだ。つまり、第四に、反日反米体制の思想構造の存在のことを考えざるを得なかったのである。


嘘だと知っていながら慰安婦問題を煽る人たち

 第五に、秦郁彦氏によれば、慰安婦問題を煽って来た日本の知識人たちは、慰安婦性奴隷説と強制連行説が嘘だと言うことは知っていると言うことだ。私もそう思う。慰安婦問題で日本を叩いてきた人たちは、嘘を承知で日本たたきをしてきたわけだ。日本を貶めるためにこそ、嘘をでっちあげてきたのだ。慰安婦問題だけではなく、あらゆる問題で、嘘っぱちが元になっている。あらゆる問題で、根本の嘘っぱちがばれないように又新たな嘘が作り上げられていくという構造がある。

 ともかく、改めて、慰安婦問題、歴史教科書問題の重大さを考えさせられた。動画を見ることをお勧めする。特にラムザイヤー氏とイ・ウヨン氏の発言部分が面白い。


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